ホソバヒョウモン(2004.06.27 千呂露

 いつぞやも申し上げましたが、私の好きな地名、千呂露にやって参りました。ここはツマジロウラジャノメの産地として有名なんですが、今年は蝶の発生が早いので、もしかしたら出てるかも?と思ったんですけどね。
 結論から申し上げると、いくらなんでも早すぎた。…という事のようで、姿見ずで終わりました。採集者が数人来てましたが、1頭見かけたという人は居ましたね。じゃあ、いつぞやここで沢山見かけたコヒョウモン…と思いましたが、それも殆ど居ませんでした。代わりにこのホソバヒョウモンが、シーズン盛りのようで、結構な数を目にしました。

 

サカハチチョウ(2004.06.27 千呂露

 ジョウザンシジミの生き残り、カラフトタカネセセリの生き残り…等見ながら林道を歩きましたが、めぼしい種類には出会えず。蝶の端境期なんでしょうかね。
 珍しい種類には出会えなかったのですが、サカハチチョウが恋の季節だったようであちこちで、このようなシーンを目にしました。まるでフキの葉っぱで隠れんぼしてるみたいで面 白かったのですが、ゴールにまでは至りませんでした。

 

ゴイシシジミ(2004.06.27 日高

 日高方面に来る度に必ず寄ってしまうのが、このゴイシの産地。昨年この場所を発見したときには、狂喜乱舞する程の数でしたが、その後発生数は確実に減っている模様で、いつかここでも見れなくなるんでしょうね。とは言え、一度に10頭や20頭は視界に入るくらい居ますので、まだ暫くは楽しませてくれそうです。
 ところで、このゴイシ、今気付いたのですが、いつも2対の脚で立ってるような気がします。慌てて手持ちの写 真見ましたが、全部2対でした。しかし、タテハのように前脚が退化…とまでは行ってないようで、前脚は浮いてますが、しっかりとその形は残ってました。どなたか3対で立っているゴイシ見かけたら、ご一報下さい。

 

オニヤンマ(2004.06.27 日高

 ゴイシに夢中になっていると、足元にオニヤンマが…シャッター切りながら徐々に近づきましたが、逃げる様子はありません。結局この写 真よりもっとどアップで撮らせてくれました。
 しかし、色も締まりがなく、翅もイマイチ柔らかい感じに見えます。羽化間もないのかなとも思いますが、近くに水辺はありません。結局私につままれて、私のTシャツの上で暫く時間を過ごしました。ようやく飛び去る時の姿も何となく頼りなさそうに見えました。おーい!しっかり生き延びろよぉー!!

 

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